ゲントを後にして一時間程バスに乗車すると次の目的地ベルギー第二の都市アントワープに到着します。 この地は、日本では有名な児童小説”フランダースの犬”の舞台となっています。 日本の信義を崇高とする価値観と違い、現地(ベルギー)の人は、イギリス文学であることに加え負け犬の死(ヨーロッパの価値観) としか映らない内容に関心が無かった様ですが、日本人観光客からの問い合わせが多かったことから2000年に入って広く知られる様になったとのことです。
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ネロとパトラッシュが運んでいた牛乳を集荷していたMILKMARKTという場所も壁に名板が残っています。 そんな舞台となったノートルダム大聖堂の裏通りのレストラン”JEANTY'S”で昼食となります。 ツアーも中盤を過ぎメンバー同士の交流も和んできて互いに写真を撮りあう様になってきました。 ビールの銘柄を共有して撮影しあったり、出身地を確認しあったりして、それぞれの素性も序々に解明されてきました。
ノートルダム大聖堂にてルーベンスの絵画を鑑賞
食事が終わると、いよいよノートルダム大聖堂の絵画を鑑賞していきます。 正面中央には、フランダースの犬の中でも日常にカーテンの掛かっていなかった祭壇画、"聖母の被昇天"が掲げられています。 アニメの中では拝観料を払えなくて見られなかった祭壇画"キリストの降架"の前でネロとパトラッシュが、絶命しましたが、 私が幼少の頃にこの祭壇画を間近で見ていたなら、夜ごとデジャブの様な悪夢にうなされることでしょう。 反対側にある"キリストの昇架"を含めた祭壇画を総してゴシックの巨匠ルーベンスの三連祭壇画と言われています。 こんなに祭壇画に関心が無かった人がアニメで見ただけの絵画に関心を示すのですから、 ベルギーの人たちも日本人からの諸々の問い合わせに戸惑ったことでしょう。
自由時間を利用して私たちは、ルーベンスの生家を探しに向かいました。 アントワープもメーデーということで生家周辺の広場ではテントが無数に点在しフリーマーケットが開かれています。 地図を頼りに近くまで来たのですが、ルーベンスの生家が見当たりません。 諦めて引き返そうと歩き始めたところで日本人ツアーの集団が眼の前を通過します。 もしやと思い最後尾の人に問い合わせると目的地は、ルーベンスの生家でした。 JTBだったらイヤホンガイドを使っているのではとチャンネルを変えるとガイドさんの説明が聞こえてきました。 開館時間を終えた生家は、茶色の扉を閉ざして中の様子を伺い知ることができません。 扉まで近づくと指が入るくらいの穴が開いていたのでカメラのレンズを覗かせてシャッターを切り中の様子を写しました。 中にはルーベンスの作品であろう白い彫刻が見えていました。 中には入れませんでしたが、してやったりの満足感でその場を後にしました。
集合時間が迫ってきたので土産物を物色しながら集合場所に向かいます。 市庁舎前のマルクト広場はとても賑やかな演奏が響き渡りメーデーを祝っています。 修道婦の格好をした女性達が自由時間の解散前にはステージの上で踊っていましたが、 今はカフェのテーブルを囲んで盛り上がっています。とても楽しそうにはしゃいでいます。 ツアーメンバーが揃うと自由時間のエピソードを披露し合いながらエスコー川に待機中のバスに戻ります。 今宵の宿泊は、スカンディックホテルです。退屈ですので出掛けたいのですが、アントワープの街までは遠すぎます。 この地方は、フランス語圏かオランダ語圏でアントワープの地名でさえもアントワーペンとなりますのでタクシー移動もちょっと抵抗があります。 今夜は、ここまでの旅を回想しながら写真を見返してみようと思います。 ディナーが終わると連日の疲れが溜まりパソコンに画像を転送しながら確認していると、不意に瞼が落ちて作業を続けることができません。 無理はしません。寝ます。おやすみなさ〜い
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