マッキンリー遊覧飛行


デナリ・ブラフス・ホテル


 デナリのブラフスホテルに到着すると一旦各自の部屋に入り荷物を受け取ります。 アラスカ鉄道の余韻に浸る間も無く本日のセカンドイベント、セスナ遊覧飛行でマッキンリー山の険しく勇壮な山肌や巨大な氷河を眺めるツアーに出かけます。 デナリ飛行場にはホテルから15分程で到着です。搭乗前に英語で注意事項の説明を受けますが、チンプンカンプンです。

デナリ飛行場・デナリ国立公園入り口


デナリ飛行場・デナリ国立公園入り口


 飛行場を飛び立つとスシトナ川とアラスカ鉄道が縦断する境界線を越えデナリ国立公園を眼下に見ながらマッキンリーへと向かいます。 アラスカ鉄道の車窓から見る景色も良かったけれど、上空から眺めるパノラマの山並みは別格です。

遠くマッキンリーを望む・ツンドラの山並み


遠くマッキンリーを望む・ツンドラの山並み


ランディング氷河・同時に訪れたセスナ機


ランディング氷河・同時に訪れたセスナ機


 マッキンリーは、北米大陸の最高峰で威厳のある山並みを雲海の上に覗かせています。 山頂には二つの主要な頂があり南峰は最高点6194 mで、北峰は5934mの高さです。 アラスカ人は、マッキンリー山をデナリ(偉大なもの)と呼んでいるそうで、マッキンリーは命名当時の大統領”ウィリアム・マッキンリー”にちなんでいるそうです。 飛行中に眼下に現れる山々は、雪解け時に削られた山肌が大自然の偉大さを伝えています。 セスナ機は、途中氷河の上にランディングします。滑走脚には滑走路と氷上着陸の切替ができる様、可倒式のブレードが付いています。 氷上ランディングは大好評の様で氷河に降り立つ間にも着陸する機体が雪上に降下してきます。 少し雲が出てきてマッキンリーの方角が雲に覆われています。セスナ機に再び乗り込むとマッキンリーに向けて飛び立ちます。

マッキンリー山と山頂・凍土の残る氷河


マッキンリー山と山頂・凍土の残る氷河


アイスブルーの氷河・氷河の痕跡


アイスブルーの氷河・氷河の痕跡


 山頂付近は、西日と雲が邪魔をしてなかなか満足する写真が撮れません。 この山に何人の登山者が挑戦し眼下に広がる雪原のクレバスに眠っているのでしょうか。 山を削る雪によってできるシルト(泥の砕屑物)により長い年月を掛けて形成する芸術品が次から次へと出現してきます。 氷河の裂け目にできる水たまりを上から見るとアイスブルーのガラス玉に見えます。 クレバスの裂け目の奥も氷の透明感からアイスブルーに見えるのがとても神秘的で綺麗です。 流れる氷河は、山頂近くでも永久凍土が溶け出している様で上から見ても土へと変化している状況がうかがえます。

深夜のディナー


 フライトが終わって暗くなりかけた飛行場を後にすると閉店間近のお土産屋さんに駆け込みます。 今夜の寝酒のワインの小瓶を買い込んでホテルのシャトルバスに乗り込みます。 ホテルのレストランが閉店する前に食事を済ませないと今夜は断食することになってしまいます。 荷物を部屋に置きバッテリーの充電をセットして、夜の23時前にやっと晩御飯にありつけました。 今夜のメニューは、アラスカのサマービールで喉を潤しながらシーフードとチキンのパスタにしてみました。 何故、パスタと言われても他に食べられそうなメニューが見当たらなかったからとしか言えません。・・・

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