中部国際空港を午後8時に出発してアンカレッジに到着するのは、同じ日の午前10時! 今日は、1日34時間を過ごさなければなりません。 時差ボケに立ち向かうには、時間の感覚を無視しないと今日を満喫することはできません。 空港に到着後、ツアーに同行して戴くガイドの姫野さんとドライバーのラスさんに引率されてアンカレッジの市内観光です。 まずは、フッド湖とスピナード湖を繋ぐ水路に離着陸する自家用機を眺めてアンカレッジの環境に馴染ませていきます。 広大なアラスカでは、自家用機が生活の足になります。
その後、移動した先は、地震公園という1964年に起こったアラスカ地震の記憶をとどめる公園です。 ここから眺めるアラスカ湾とアンカレッジの町、さらに遠くには、マッキンリー山も眺望できます。
アンカレッジの街を車窓より眺めながら次の目的地シップクリークに向かいます。 途中アラスカ鉄道のアンカレッジ駅を通過して空き地にバスを停めます。 降車して歩く先には、川を見下ろす橋があり深みには産卵のため川をさかのぼってきたサーモンの魚影が見れます。 橋のすぐ下には、お腹の大きな釣り人が釣りを楽しんでおります。 今の時期は、シルバーサーモンが産卵のため遡上している時期にあたります。
次に向かった先は、3回目の航海でアラスカのクック湾を発見したキャプテン・クックの銅像が建つレゾリューションパークです。 ここから見下ろすクック湾内にはサーモンを追うベルーガ(白イルカ)の姿も見られるそうです。 アンカレッジという地名は【キャプテン・クックがアンカーを下ろした土地】だという伝承があるそうです。 一連の観光が終わると東京ガーデンという日本食のレストランでお食事タイムです。 バイキング方式のメニューですが、海外の日本食としては、まずまずの品揃えですが、日本時間で深夜の時間帯には食欲も湧いてきません。
食事後、マリオットホテルにチェックインを済ませるとアンカレッジ市街の観光です。 ホテルからアンカレッジ歴史芸術博物館まで地図を片手に歩いてみました。 今年のアンカレッジは、7月から31日間 雨が降り続き私たちの到着する4日前からやっと晴れてきたそうです。
アンカレッジ歴史芸術博物館でアラスカの歴史をお勉強した後、お土産店を徘徊していきます。 途中、ツアーガイドの姫野さんが勧めるカリブーの肉を挟んだホットドッグ(レインディアー)を頬張ります。 養殖肉ということで臭みも無く露店販売としては美味しいおやつでした。(日本時間では、昼12時です。)
午後10時、夕日に照らされるディレーニーパークから見たマリオットホテルは、まだ昼の様です。 閉店間近のスーパーマーケットに駆け込み、お土産と明日の朝のパンを買い込みます。 クロワッサンとかスナックパンを探しているのにシュガーコーティングの菓子パン類しか陳列されていないので 陳列棚に手が出ません。結局、栄養バランスのスナックを買ってその場は撤収することにしました。 34時間の1日目、ホテルに戻ったのは、午後11時です。 ホテルからの眺めは、北方向を向いていたので微かにオーロラ出現を期待していましたが、そんなに甘くありませんでした。
(next画像をクリックすると次に移動します)